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〈予約〉【12"】Hidenka - せせせEP - Hidenka Meets Mr.Majestic +3-
¥4,620
——このアイテムは予約商品です。必ず注意事項をご確認ください。——
2023年にリリースした「比類なき価値」を意味する''TUL SEASON ep’’に続き、HIDENKAが新作を完成させた。「せせせEP-HIDENKA MEETS Mr.MAJESTIC+3-」。タイトルにある’’Mr.MAJESTIC''は本作の制作に関わった面々(Ponch!,DJ KENSEI,YO.AN,Sumihiro ooishi,J.A.K.A.M.)を、+3は過去作品を指す。
今回はDJ KENSEI、YO.AN、SUMIHIRO OOISHI、JUZU a.k.a. MOOCHY、TENGOKUPLANNWOLD、そして前作に続きPonch!がTrack Produiceを手掛けている。既に全曲のMVが公開されており、2025年遂に待望の黒盤化となる。またファン垂涎の「シークレットトラック」を収録。
アートワークはHIDENKA自身と会津のWOODBRAINを軸とした共作。ドラゴン&スカラベ民芸とコラージュで守り神と龍の道が描かれている。''命響かせ積み上げているとセッセと音が聞こえてくる’’そんな「せっせ」を作品にしたHIDENKAのEP"せせせ”。最高の楽曲達が背中を押し、壁を押し退けるこの前向きな音楽世界。次世代へと繋ぐべき意味のある作品となった。
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「トラックもリリックもフロウも映像も全てsuper originalで素晴らしく多くの人に響く可能性に満ちた作品」
DJ光
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荒唐無稽
生きた七色
情景をくすぐる音のかけらを幾つも
あざけり
好みを欲しがる者に落とす
不器用な言葉
すべからく
この空間に染まりたい
KILLER-BONG
-----楽曲解説-----------------Words By HIDENKA-------------
SIDE-A1.
1."Another Day”
https://youtu.be/Xg-ogZ6Gpc4
Jazzy Sportからリリースされた7inch"TULSEASON"のRECORDINGを終えて間もなく、WOODBRAIN×STRUSHWHEELSのウィールの映像作品にPonch!君と音楽を担当してほしいと声を掛けてもらい制作が始まった。高田馬場の高層マンションの一室にあるPスタジオでセッションを繰り返し、ムードを拵えていった。お互いスケートボードに人生を費やした感覚を共有していたので話は早かった。どんどん行こう!透明になるまでやりつくそう。動き回れるよう油を差そうと東京の景色を一望しながらギターに鼻歌をグルーヴさせていた。
大量にある曲のスケッチからいくつかを組み合わせて4部構成の曲へと昇華させていった。心がけたのは、ピッチが徐々に上がっていく歌い出しを設けたり、遊び心をもって柔軟に表現する事。音数が多い分ミックスには相当な時間が注がれ、何十ギガと書き出された。アンビエントからドラムンベース、四つ打ちからフォークソングまで時代の移ろいと並行しながら、颯爽と滑走する姿を表現したハードコアソウルミュージック。
2.”飄々竜記”
秋空の下、KENSEIさんから音の便りが届いた。聴けば懐かしささえある異国のAMAPIANO。欲したものは軽さ。「この世界がどんなにHeavyだろうが飄々と行きましょう!」が、曲のコンセプトとなった。常日頃、旬を味方に、体に鮮度を取り込んで一つ一つやっていけば自ずと気分は軽くなる。どんな時もそんな姿勢を保つため足腰や心持ちを鍛錬する。最近は日本の習わしや神秘を意識することで心が豊かになる。
物事の始まりに縁起のいい鈴の音の民族楽器なんかないかなぁ、なんて口にしてたら、Ponch!君がスレイベルのようなデカい鈴があるからとフィールドレコーディングをしてくれた。鈴には邪を払ったり、良い出会いの知らせだったり良いメッセージが込められている。ゆえに一音目にしたかった。そんな話をKENSEIさんはとても気に入ってくれた。そして、その鈴を取り巻く様にスクラッチや曲間にグラニューラーで血を通わせ点々と明かりが灯されていった。本来なら長い時間をかけて昇華していくAMAPIANOだが2分という短さで吹き抜けていく。嵐の中でもスカラベの様にたっぷりの愛を転がし飄々と君に会いに行く。それが幸せになる方法だ。
3.”MARACUS”
https://youtu.be/IIDL9ZKZG0o
HOLE AND HOLLANDを軸に活動するYO.AN。都会的でセンスが良く頼り甲斐がある男。OPSBのDUB MIXとして活動してる頃からの仲で、鉄は熱いうちに打てとばかりに、ポッポーっと出合い頭に声を上げて付き合ってきた。DJやProduce業で功績を上げる彼とのコラボはいくつか録っていたが、これがドンピシャだった。AMON TOBINも使っていたこのJAZZのEDITが届いたときは自分が一番盛り上がっていた。当時からやりたかったサウンドでYO.ANの料理もセンス抜群だった。速攻で書き上げ速攻で録音して速攻でOKが出た。今までこのためにやってきたんじゃないかといううくらい、最近繰り返される想いがリズミックに招きいれられた。
スタジオでレコーディングもしていたが、ライブ配信番組のLUTEが選んだスポット、横浜Jazzy Sport Nurseriesのルーフトップで収録したこのライブテイクを選んだ。これを耳にしたEVISEN skateboardsが2024のビデオ"OVERLAND"のBGMに使いたいという話になり最高の作品に花を添えることが出来きた。この時、心からスケボーの神がいると感謝した。いろんな粒が一体となって魂を鳴らしてる正に”MARACUS”。
4.“DOORS”
https://youtu.be/BKxmSy-oUPA
この曲のプロデュースは昔、DOOBEEISってグループのリリースライブを渋谷club asiaで開催した時の楽屋で、恩師SHIRO THE GOODMANに紹介されたReggae Band“HEAVY MANNERS“のギターリストSUMIHIRO OOISHI。現在は脱退し広島在住。とてもひょうきんな男で、マルチな演奏技術を持ち、特にギターは絶品だった。 関係は酒場遊びから夢物語にまで発展し、BANDを組んでLIVEをしたりレコーディングを手伝ってもらったり酔っぱらって死にかけたりといろんな時間を共有した。
そんな中いくつか渡されたデモトラックの中にあったオーソドックスなレゲエに真剣な思いが重なった。浮ついてるうちはダメだ、落ち着いていけ。今やることは細部に神を宿すように地に足をつけて内側の扉を開けること。蹴り破っても良いんだ。そんな思いが詰まってる。一時期バンドのメンバーだった鍵盤奏者の鴨井哲也(YELLOWIND)にピアノを乗せてもらいPonch!がダブミックスでR&Bの様に仕上げた。
SIDE B.
1.”可能性”
https://youtu.be/7wdNRz8wlYg?feature=shared
先日、故郷福島で大親友が他界した。 初めてラップユニットを組んだ時の相方だった。 2023年07月に下北沢のジャジースポートインストアライブに福島から応援に来てくれた。 最高だったライブの後、吉祥寺のCheekyへ誘われ一緒に向かった。 BARの扉を開けるとMOOCHYさんが立っていた。軽く挨拶をし、出来立ての7inchを渡した。 テキーラを奢られ少しのつもりが大分話し込んで気づけば周りには誰もいなくなっていた。 割って入れないほど盛り上がっていたかららしい。 この出会いは他界した親友が最期に引き合わせてくれたのだとずっと思ってる。
その後すぐにMOOCHYさんから''Purpose of life''という曲が届き、やりとりが始まった。どうやってこの音楽が生まれたのか、アジアの貧困や民族音楽のドキュメンタリーが資料として送られてきた。早朝の眩い光の中で鑑賞し始めた。子供達がろくな食事も取れず、気力は消える一方で粗悪なヤクに頼ってでも気持ちを沸かし立ち上がる姿が印象的だった。言葉にならないほどそこには最悪な悲しみにまみれていた。 生きる目的とは?音楽とは?伝統や風土とは?人生とは?じっくり考えてみた。そこから描いた歌は面白いほど迷走していった。
まず浮き彫りになったのは、自分の生き方を肯定しながら生きたいという事だ。その間には軽率に神の存在に触れたり、机上の空論のオンパレードにもなったが、思考を進めることで偶像の装飾が剥がれ落ちだした。幼少期を振り返り、根っこに隠れていた劣等感や親との確執、今ならわかる守りたい気持ちや、不条理に汚い言葉を吐き捨ててるだけなど、録音を繰り返してるうちに、言葉を並び替えられた編集を聞かされ、やっと自分が何をしたいのかを気づかさせられ4度目の正直で自分の可能性をMOOCHYさんに引き出してもらった。最終的には外されたが、オートチューンで メロディを作ったりもしてトライアンドエラーを繰り返した。
ついに「名曲きたんじゃないの」ってストイックなMOOCHYさんの口から聞けた時の気分は忘れられない。こんなに簡単な言葉でシンプルな仕上がりを見せた歌詞はこれが初めてだと思う。 そしてProducer J.A.K.A.M.としてのMIX作業にも度肝を抜かされた。この野獣の様なアーティストとの共同作業は自分にとって価値ある財産になった。自分の内側を変えていけること。可能性がある限り、根っこはしっかり栄養を吸い上げ全体を支えてくれる。根っこを思慮深く見れば、元は全部あって、順番を整理して導いてやれば葉や枝は光に向かって自然と伸びていく。それを学んだコラボレーションだった。そしてこの曲を亡き親友に捧げる。
2.”OFFENCE”
https://youtu.be/cdfE4uK1b08?si=U93XkFDR2hcE-VAj
まだトラックも作れず、DJと好きなインスト二枚使いでラップしてた頃から歌っていた自己信条をライムした曲。自分の世界で役に立つのは自信、まずは自分をコントロール、閉じ籠っていた時期から外に意識を向けた頃描いたマナー。知を捨て気持ちで何も恐れぬ攻め、アメフトのポジションからとったOFFENCE LINE。この若さ、芽生えから20年ほど経っているが変わらない変われない自分の根っこにTENGOKUPLANWORLDが MPC1000で妻の様に物事を愛せとBEATを新調した。そこにメルティーなシンガーCHIYORIの毎日を奇跡のよう生きるソウルが吹き込まれた。生まれた太く柔らかいHiphop Music "OFFENCE"がリビルドされた。
3.”砂の城”
https://www.youtube.com/watch?v=FD4gxfq4-eE
混沌を目の当たりにした2011年以降、見えない敵に苦しまされた。それは人を豊かにするエネルギー問題。人間は諸刃の剣を手離すことが出来ない。そう悟った年だった。幸せな世界が不安に包まれ、今までのような快楽的な消耗に嫌気がさした。復興。この容易く口にできその真意。いくら時間をかけても遠ざかり消えていく答え。だからと言って何もせずにはいられない。ただ結果はどうあれそう生きる。やったことはすべて返ってくる。形あるものは風に吹かれなくなる。だけど強い想いで作り続けるそれが砂の城。
歌い込んだ歌詞に曲をあとづけでコラージュしていった。ラップをかけながらたくさんのレコードをブレンドし数珠を繋いでいったTENGOKUPLANWORLD作の新たな技法が詰まった一曲。
4.”シークレットトラック”
https://youtu.be/iv2Kub8pO8M?si=tPAzHLRbjACZgSyS
このLPへの収録を公表しないそんなボーナストラック。秘すれば花の遊び心。スケーターだった自分がこのプロジェクトに関わることは一つ夢がかなったようなもんだった。
ある日、見知らぬ番号の着信に吸い込まれるように出てみると「HIDENKAさんにラップして欲しい」と電話口で連呼された。「日本の姿を世界に発表するビデオのBGMにラップしてくれ!2週間で創り上げてくれないか?」と、カタコト日本語でまくし立てるように訴えてきた。しばらくするとその電話口にYO.ANが現れ経緯を話してくれた。砂の城を見てアルバムを聞いて俺のラップがいいと、番号聞いて勢いでかけてきたらしい。これは凄いプレッシャーかもだけど、やってくれないかと伝えてきた。もちろんと快諾した。最高に生きた心地がした。
数日後、日本を意識したBEATがドイツからすぐに送られてきた。約束通り2週間で仕上がり、まもなく公開された。最高の出来栄えのVIDEOはすぐに100万再生を超えた。その作品の上映会の熱気と、嫁のうれし涙は最高の思い出となっている。これは俺の人生の集大成のような歌に仕上がった。人生は一本の筋。越えていくことが当たり前のようにワクワクと生きろ、そんな思いが詰まっている。
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発売予定日 5月中旬
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-Track List-
Side-A
1.Another Day(Produced By Ponch!)
2.飄々竜記(Produced By DJ KENSEI)
3.MARACUS(Produced By YO.AN( HOLE AND HOLLAND))
4.DOORS(Produced By Sumihiro Ooishi(ex.THE HEAVYMANNERS))
Side-B
1.可能性 (Produced by J.A.K.A.M.)
2.OFFENCE feat.CHIYORI (Produced By TENGOKUPLANWORLD)
3.砂の城 (Produced By TENGOKUPLANWORLD)
4.secret track
33RPM/STEREO
〈試聴〉
https://jazzysport-shimokita.tokyo/upload/music/ZUNC0002.mp3
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〈HIDENKA〉
1978年 福島県生まれ。
ボーカル/トラックメイカー 少年時代にスケートボードを始めたことをきっかけにHIPHOPと出会う。
東京で自身のバンドGARBLEPOOR!を結成し、4枚アルバムをリリースする。 何にも属さない音楽性と独特なフロウを持ち、個人でも様々なジャンルの音楽やアーティストとのコラボレーション作品を創る。
音楽レーベルBLACKSMOKER RECORDSとの出会いや東日本大震災を経て自身の表現意義を確立させる。2017年にトラックも自身で手がけたソロアルバム「Revybration」をリリース。その中のリード曲「砂の城」のMVがBLACK FILEにて公開される。
DJ KENSEIを中心に結成されたバンドcolorful house bandのボーカル も務め、民謡「越中おわら節」の再構築にも挑戦し、BLACKSMOKER主催のオペラ公演「BLACK OPERA」に出演したりとHIPHOPの枠を飛び越えた実験的なLIVEを行う。
adidas Skateboarding Japan,Evisen Skateboards,Manwho,Strush Wheelsなど自身のルーツでもあるスケートボードのバッググラウンドミュージックに選ばれる。2023年、Jazzy Sportの協力のもとPonch!(ex.OPSB)とタッグを組み 7inch「TULSEASON」をリリース。 2024年、サントリーホールで開催されたクラシックとラップが 挑んだ「交響ラップ」に出演し、Pacific Philharmonia Tokyoとの共演を果たし自身の可能性に挑戦し続けている。
Release///
GARBLEPOOR!
(P-VINE)
GARBLEPOOR!
TENGOKUPLANWORLD
HIDENKA×FUMITAKE TAMURA
(BLACKSMOKER REC)
DOOBEE
DOOBEEIS meets BOOT
(FILE REC)
HIDENKA×MANTIS
Colorful house band
映像作品
KING OF OPUS『EVERYDAY』
DJ JUCO『ぶっ壊れた世界で見る夢が好き』
Adidas Skateboarding Japan『The Splits』
自身のアルバムREVYBRATIONから『砂の城』
Label: ZUNCHAZUNCHA LIFE (ZUNC0002)
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