デトロイトからのアンサー「Detroit State of Mind」、Royce Da 5'9", Stokley WilliamsをFeat.しての「Life's A Bitch」と、名アルバムをWill Sessionsと共に再構築。
ElzhiがNasの名盤『Illmatic』を再構築した傑作アルバム『ELMATIC』のLPがリイシュー。

デトロイト発のレジェンダリー・ヒップホップ・グループ・Slum Villageの一員としてのみならず、ソロでも活躍し続けるElzhiが2011年にリリースしたNasのIllmaticを再構築した傑作アルバム『Elmatic』のLPがBlack Ice Color仕様となり、リイシュー。
『Out of Focus EP』での注目の高まり、そして名高いグループSlum Villageへの加入による成功を経て、Elzhiは一貫して類まれなリリカルな魔術師であることを示してきた。複層的なライムスキーム、驚くべきメタファー、そして革新的なコンセプトを備えた彼は、Eminemがチャートを席巻していた時代でさえ、自身の街で最も才能に恵まれたラッパーであると言えた。
2011年、Elzhiはキャリア最大の挑戦に挑む。それは、Nasの伝説的なデビューアルバム『Illmatic』を自身の名前で再構築することだった。4人編成のバンドWill Sessionsを起用し、DJ Premier、Pete Rock、Large Professorといったプロデューサーが手がけたオリジナルの音を、ライブ感と活気あふれるアレンジで甦らせた。
原曲のスピリットを守るべき時と、変化を加えるべき時を見極めるリリカルな知恵を示したのだ。「Detroit State of Mind」では彼が育った街並みの情景を描き出し、「One Love」では過去にトラウマを抱えた女性との恋愛を語り、「Memory Lane」では幼少期のつながりを懐かしむが、その回想がもたらす痛みに心を揺さぶられる様子が描かれている。技術的な精巧さはこれまでと同様に強力であったが、感情表現が『Elmatic』を開花させた。細やかで洗練された内省が『Out of Focus』で示されたものをさらに発展させた形で表現されている。

-Track List-
A1. The Genesis
A2. Detroit State of Mind
A3. Halftime
A4. Memory Lane
A5. The World Is Yours

B1. Represent
B2. Life’s A Bitch (feat. Royce Da 5’9”, Stokley Williams)
B3. One Love
B4. It Ain’t Hard To Tell
B5. Detroit State of Mind (Remix)

〈試聴〉
https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lwybCgBrdzkX7cli1ZNovBjG1acE_vs00

Label: Coalmine Reissues (CM120LP)
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